中学生・高校生におすすめの本

「本なんて」という読書嫌いな中高生から、
「本が好き」だけど、読書から遠ざかっている中高生・大人
までを対象に、読書のキッカケがつくれるような、
読みやすくかつおもしろい本を紹介していきます。
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    ぼくは勉強ができない
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      評価:
      山田 詠美
      文藝春秋
      ¥ 464
      (2015-05-08)
      コメント:帯には「青春小説」と書かれているが、山田詠美らしく普通の「青春小説」ではない。勉強はダメでも女にモテる時田秀美の高校生活を描いた短編集で、楽しく読める小説でありながら、学校社会を鋭く批判する秀美の視点にはっとさせられる場面が多い。

      JUGEMテーマ:読書
      高校生の時に夢中になって読んだ本の一つ。よく夏の文庫特集に入ったり、高校生向けの推薦本に取り上げられたりする。ただ、この本を普通に推薦していいのか?と中身を読めばすぐわかるような刺激的な内容だ。

      勉強はダメだが女にモテる時田秀美は、年上の女性と付き合っている。その彼が、学校で起こるさまざまなことに独自の視点で自分の思いを述べたり、行動を起こしたりする。誰もが暗黙のうちに従っているルールのようなものに、秀美は素直に疑問に思って突っ込むと、先生や周囲は当然戸惑うが、中には彼の「正しさ」を理解する生徒もいる。

      何だか重たいテーマのようだが、文体は明るくユーモアに富んでおり、とにかく読んでいて楽しい小説である。父親のいない秀美の家族(母と祖父)のキャラクターもぶっとんでいるし、秀美の周辺に登場する生徒も個性的で魅力的だ。下記のセリフは、秀美がまだ小学校高学年だった時に、担任の先生に「お父さんがいないからもっとしっかりしないといけない」といわれて反論した部分。
       
      世の中に、お父さんのいない子が、どれ程、いると思ってるんですか?その人たち全部が、何かあると、お父さんがいないからっていいわれるんですか?そういうことを言う人たちで作ってる社会になんて、ぼくは入りたくないや。不良だって、そんなら、かまわないよ。ぼくの母さんだって、昔、不良少女だったんだって、あの人自分で言ってるもん。そのことが自慢なんだって言ってる。あの人はすごく格好いい女の人だ。学校で前へならえ、だけはしなかったのは確かだ。前へならえ、なんてくだんないよ。それだけならまだしも、ちっちゃい前ならえだって?馬鹿みたいだ。ぼくは、ちっちゃい前へならえをするような人間にはなんない。(P207 番外編・眠れる分度器)

      大人になると、学校の先生はかなり苦労するだろうなあとか、そういう視点で見てしまいがちだが、子どもはそんなに馬鹿じゃないしし、こういうことをうやむやにせずに、たとえきれいな答えが出せなくても向き合っていくことが、大人には必要なのかもしれない。
      | いどっち | (小説)高校2・3年 | 15:07 | comments(0) | trackbacks(0)
      サクリファイス
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        サクリファイス
        サクリファイス
        近藤 史恵
        JUGEMテーマ:読書


        | いどっち | (小説)高校2・3年 | 19:21 | comments(0) | trackbacks(0)
        神様からひと言
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          神様からひと言
          神様からひと言
          荻原 浩
          | いどっち | (小説)高校2・3年 | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0)
          風が強く吹いている
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            風が強く吹いている
            風が強く吹いている
            三浦 しをん

            第4回本屋大賞3位に選ばれた青春小説。

            竹青荘というぼろアパートに住んでいた大学4年の清瀬灰二(はいじ)が、天才ランナーの蔵原走(かける)を含めた、個性豊かだが陸上はほぼ素人の住人を巻き込んで、1年後の箱根駅伝で頂点を目指すというストーリー。

            練習を通して素人同然だった仲間がしだいに成長し、絆を深めて行く様子や、レース中の各人のひたむきな気持ちが本当に良く伝わってくる。笑いもあるし、本来絶対交わることがない面々が、箱根という目標に向かって一つになってく様子が特に印象的だ。計算し尽くされた灰二のトレーニングメニューなど、とにかくリアリティがある。

            ただ、同じ陸上(短距離)を舞台にした佐藤多佳子の『一瞬の風になれ1・2・3』(こちらは本屋大賞1位)がとにかくどこまでもまっすぐ、純粋な小説であるのに対して、三浦しをんが描くものは随所にひねりが入っている。しかし、クセはあるがにくめない、愛すべき人物を造形するのはこの作家は非常にうまいと思う。

            結構分厚い本ですが、はまります。
            | いどっち | (小説)高校2・3年 | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0)
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