中学生・高校生におすすめの本

「本なんて」という読書嫌いな中高生から、
「本が好き」だけど、読書から遠ざかっている中高生・大人
までを対象に、読書のキッカケがつくれるような、
読みやすくかつおもしろい本を紹介していきます。
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    12歳たちの伝説1〜2
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      12歳たちの伝説 1 (1)  12歳たちの伝説 2 (2)
      12歳たちの伝説 1 (1)
      12歳たちの伝説 2 (2)
      後藤 竜二

      後藤竜二は1967年に『天使で大地はいっぱいだ』でデビューして以来、主に小学生向けにさまざまな児童文学を書いている。野球チームを題材にした『キャプテンはつらいぜ』などシリーズ化しているものも多い。

      この『12歳たちの伝説』も全5巻のシリーズだ。単行本では完結しているが、それが今度ピュアフル文庫になった。

      学級崩壊を起こして先生にも見放された6年1組に、大きなゴリラのぬいぐるみを抱えた、ちょっと変わった新任の女の先生が担任となり、徐々にクラスに変化が現れていくストーリーだが、この小説の主人公は先生ではなく6年1組のクラスメイトたちだ。

      本文はそのクラスメイトたちそれぞれの視点で語られる。読んで驚いたのは、いじめ・学級崩壊・不登校など、端から見れば重要な問題を抱えている生徒たちが、自分や周りのことをとても客観的に観察しているということだ。おそらく、それが強すぎるために周りを傷つけたり自分が傷ついたりするのだが、半面、彼らが垣間見せる不器用な優しさには、はっとさせられる。

      「一度こじれてしまったものはなかなか元には戻らない」という言葉どおり、クラスメイトたちも、本音ではうんざりしているのだが、心とは裏腹に、逆の方向に言葉や体が動いていく。新任の森先生は、彼らの本当の気持ちに気づいているのか、子どもたちが動き始めるのを待つ。そして、ときには子どもたち同士が激しくぶつかることもあるが、本気でぶつかることで、少しずつ前に進んでいく。

      小学生向けの本ではあるが、「子どもたちの不器用な優しさ・繊細さ・真剣さ」に、普段忘れかけている大事なものを思い起こさせてくれる本だ。
      | いどっち | (小説)中学1・2年 | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0)
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