中学生・高校生におすすめの本

「本なんて」という読書嫌いな中高生から、
「本が好き」だけど、読書から遠ざかっている中高生・大人
までを対象に、読書のキッカケがつくれるような、
読みやすくかつおもしろい本を紹介していきます。
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    ぼくらのサイテーの夏 (講談社文庫)
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      評価:
      笹生 陽子
      講談社
      ¥ 400
      (2005-02)
      コメント:六年生の夏休み前に「階段落ち」ゲームでケガをし、相手の栗田とともにプール掃除の罰を食らった主人公の桃井。「サイテー」の夏の始まりだったが、複雑な家庭事情を抱える者同士、お互いが気になる関係に。そして、「サイテー」の夏から一歩ずつ前進・成長してゆく。

      JUGEMテーマ:読書
      主人公桃井のうちは、優等生のはずだった兄が私立中学校の授業についてゆけなくなり、ひきこもりに。父親は単身赴任、母親も家のことに手がつかない状態。

      同学年の栗田も、家だけは豪華だが、ろくに仕事をしない父と、家出した母。障害を抱えた妹と二人で暮らす。

      「ぼくら」はこのような状況の中でも、自分たちなりに考えて、時には無理に大人ぶって楽しく小学校生活を送っている。

      罰として与えられたプール掃除をきっかけに、お互いがお互いの環境を察し合える中になり、夢中になって体を使うことで、よく生きるために必要なことを体で学んでいく。そして、ひきこもりの兄を遊園地に連れ出したことから、事態は好転し、復学した兄は医学部を目指して自分の道を進むまでになった。

      「ひとつだけ、ぼくが思うのは、人生、そんなにおもしろおかしいものでなくてもいいってことだ。たとえ、胸が苦しくなるほどいやーなことがあったとしても、ひと月のうちに二回か三回、お腹を抱えて笑えるような、ゆかいなことがあったら、それで、何とかやっていけると思う」

      このように紹介してくると、深刻な小説?と思われるかもしれないが、こういったテーマをへこたれない少年の視点や行動でたんたんと描くことで、多くを語らずして心に響く物語になっていると思う。

      一時間もあれば読めるくらいの内容なので、本嫌いの男の子には特にオススメだ。桃井と栗田の関係は、いわゆる「友情」というくくりに入るのだろうが、とてもいい。言葉は少ないけれど、お互い前向きに生きるんだ、という目標を共有し、尊敬し合えるような、そんな関係。

      | いどっち | (小説)中学1・2年 | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0)
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