中学生・高校生におすすめの本

「本なんて」という読書嫌いな中高生から、
「本が好き」だけど、読書から遠ざかっている中高生・大人
までを対象に、読書のキッカケがつくれるような、
読みやすくかつおもしろい本を紹介していきます。
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    きのう、火星に行った。
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      きのう、火星に行った。
      きのう、火星に行った。
      笹生 陽子
      主人公の山口拓馬は小学6年生で、勉強も運動も何でもできる。だから、学校ではやる気もなく「クール」に決めていた。そんな日常生活に、病気療養のため7年も離れて暮らしていた弟の健児が帰って来る。懸賞で当たったゴーグルを常に身につけたり、宇宙に行った話をまじめに語ったりする少し変わった弟に生活に私生活は乱され、学校でも不本意ながらハードルの選手に選ばれて「でくちゃん」という足の遅い生徒組まされる。
      初めはそういうことに関わるのを「面倒くさい」と思っていた主人公だが、根は純粋な弟やでくちゃんとの関わりや、学校でのテスト替え玉事件等を通じて、何かおかしいことはおかしいということの大切さ、やる気や情熱を出していくことの大事さに気づいてくストーリー。
      「ときどき、おれは思うんだ。なんでもできる人間が、この世で一番幸せだとはかぎらないんじゃないかって。なんでもできるということは、やりたいことができるというのと似ているようで、ぜんぜん違う種類のものなんじゃないかって。たとえば、両手にあり余るほどのお金を持たせてもらっても、買いたいものがなければ意味がないのとおんなじで、なにをやってもいいといわれて、実際なんでもできたとしても、やりたいことがなければ、そんなの、やっぱり意味がない。わかっていたけど、わかっていないふりをしながら生きてきた。心にぴっちりふたをして、死んだふりして生きてきた。なぜって、それは自分にとって都合のよくないことだから。自分に都合のよくないことは、無視したほうが楽だから」
      ラストシーンで、主人公がリレーを走りながらこんな風に独白する場面は圧巻だ。
      この小説はすべて山口拓馬の視点で描かれており、難しいことばも全く使われていない。しかし、これだけリアルに小学生の心理や人間関係を描き出し、大人が読んでも感動できる小説になっているところが素晴らしい。
      | いどっち | (小説)中学1・2年 | 16:12 | comments(0) | trackbacks(0)
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